ファイル0生きること

私の名はカナミ。十四歳の女子。

普通なら学校に行って、友達と一緒に毎日遊んでいるはず。

でも私は違う。

もう長い間、家族の顔を見てない。

原因不明の精神疾患で施設に入院して、治療を受けている。

あらゆる外部からの面会禁止。

症状を自覚できないため、私にどんな危険があるかわからない。

らしい。

それは医師の説明。

この医療施設は世界連邦同盟に加盟している日本自衛軍が運営している。

そのため、恵まれた最新医療設備が整っている。

様な薬品を投与されたり、身体検査を繰り返している。

説明はあるけど、私にはよくわからない。

ただ、心と身体の安定のために行われているという。

私はなぜここにいるのだろう。

連邦同盟が革命軍と戦争をしていたのはテレビとかで知ってる。

その戦争で核兵器が使われて、戦後まだ放射能で汚染された場所もあると。

だが、私にはそれは現実感がない。

早く外に出たい。

施設では食事はあるし、飲み物も自由、テレビも見れる。

許可があればインターネットも。

安定した生活だけど。

そんな中で、私はあることに気付いた。

ある時、薬物の副作用で倒れたことがあった。

その時、体に少しアザができた時だ。

そのアザは次の瞬間に治っていた。

それが妙な事だと気づいた。

私の体、なにかおかしい。

そんなとき、ひとりの男が私の前に現れた。

私はヒビキ。連邦同盟の超能力研究者だ。

超能力?

そうだ。キミには特殊な性能が備わっていることがわかった。

疑問しかない。

ヒビキという男の言うことが理解できない。

さらにヒビキは言う。

きみは研究の結果、成功例だ。これからは連邦軍のために働くことになる。

なんです?それ。

まあ、正確には日本自衛軍のため、日本の政治家達のため、であるが。

これが私、カナミの新たな出発点になったのだった。

きみの体には、驚異的な再生能力があるのだよ。

ヒビキが言う。

リジェネイターとでも名付けておこうか。

リジェネイター?

カナミにとってはは実感がないことだ。

彼女はそれが普通のことなのだから。

これがわたし、超能力者リジェネイターの始まり。